犬 外科手術




断尾


断尾後  元保護犬で強いストレス環境下でいたため、自分でしっぽを噛み切ってしまった子です。
 先端がちぎれて、骨が露出していたため切断しました。





断尾後のしっぽ  切断後の切り取った尻尾の写真です。
 現在はストレスフリーな環境で飼育されているので、噛むことはないようです。傷が治れば毛も生えてきれいになるでしょう。










腸内紐状異物


小腸  カーペットの異食によって紐状の異物が小腸内に閉塞してしまった症例です。
 小腸がよれてアコーディオン状になっています。
 小腸に数か所穴を開けて、異物を取り除きました





異物  腸から取り除いた異物の写真です。
 一本一本は細い紐ですが、大量に飲み込んだことで腸内で絡まり、閉塞してしましました。
摘出後は元気・食欲が回復し、元通りになって帰っていきました。









乳腺腫瘍


乳腺腫瘍切除前  発生から数年経過している乳腺腫瘍です。
 長い間多発や転移が認められなかったため、悪性度は低いようでした。
 しかし、腫瘤のサイズが大きくなり床に着くようになったため、腫瘤が自壊して出血するようになりました。 そのため、腫瘤の切除を行いました。





乳腺腫瘍切除後  切除後の腫瘤の写真です。
 病理検査の結果は乳腺癌・複合型でした。
悪性度が低く、完全切除ができていたため追加治療はせずに経過観察としています。






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